記念すべき初投稿ですが一回目の今回は準備の準備です。
外注量とコスト、かかる手間、クオリティの関係について考えていきます。自分たちでやった方が効率がいい部分、外注した方が効率がいい部分があります。
令和の時代、残念ながら日本企業に余裕があるとは思えません。
限られた予算の中でどれだけ良いパンフレットを作れるか、パンフレット制作担当のあなたの評価がそこで決まります(笑)。
パンフレットの上手い作り方のコツは、掛けるべきところにコストをかけて、抑えるべきところのコストを削る、言いかえると自分たちでできないところはアウトソーシング、できるところは自分たちで作る。
こういう割り切りが良いデザインのパンフレットに近道です。
一見簡単に見えてみんが難しいと思っているのはパンフレットの制作に関して知らないことが多すぎるからです。
一つ一つ理解していけばそんなに難しいことなんてありません。一緒に見ていきましょう。
外注作業量が増えれば当然コストは上がります。
パンフレットを制作していくにはどうしても外部の力を借りなければ(外注)なりません。
一番ラクなのは全ておまかせでパンフレットを制作してもらうことですが外注費は高くなります。
外注する作業量とコスト、かける手間は反比例の関係なりますから究極的には自分ですべてパンフレットを作ってしまえば安く仕上げることもできます。
しかし素人がいくらがんばってデザインしても時間がかかるだけでかけた時間に見合うデザインのパンフレットなんて作れるわけがありません。
デザインなら専門のデザイナーに任せた方がかけた時間やコストに見合うデザインにしあがるはずです。
要はコストとかかる手間、クオリティ、これらがうまくバランスするように進めていけばいいわけです。
まずパンフレットを作る作業を確認してみよう
さてどこを自分たちでやって、どこを外注するのか。それを見極めるためにもまずはパンフレットを制作する作業工程を簡単でも良いので把握しておく必要があります。
全体が把握できていないと必要な作業はなんなのか洗い出すことができませんからね。
パンフレットの制作工程は大まかに分けると6つに分けられます。
- パンフレットの企画⇒どんな内容のパンフレットにするかを決めます。
- パンフレットの仕様を決める⇒大まかに掲載する要素を決めてページ数や印刷部数、使う紙を決めます。
- 原稿を作る⇒パンフレットに掲載する内容作ります。
- デザインする⇒原稿をレイアウトしてパンフレットをデザインしていきます。
- 内容の確認⇒デザインに問題はないか、掲載内容に問題はないかをチェックします。
- 印刷⇒出来上がったデザインを印刷します。
ざっとこのような6つの工程に分けられると思います。
この中の作業の内どれを外注するか、自分たちでやるかを考えていきます。
さすがに1の「パンフレットの企画」は必要があってパンフレットを作ろうと考えるはずなのでここは外注できないと思います。
ボクが現役の頃、ここまで外注してこようとしてきたクライアントもいましたが自分たちが何を作りたいのかわからないという状態では
他人である制作会社の人間はもっとわかりません(笑)。
とりあえずどんなものを作りたいのか大まかにでも良いので決めて下さいと伝えました。
(この状態からでもそれらしくパンフレットを作る業者もいるらしいですが内容については?だと思います。)
2~6の内どこを外注していくのが良いのか?
というわけで現実的には2~6の内にどこを外注していくかを考えていきます。
基準はもちろん費用対効果で考えていくのが一番だと思いますが後は会社が出してくれる予算次第でしょう。
先にボクの見解を書いてしまうと2と3は自分たちやって(もちろん制作会社からアドバイスをもらいながらでも構いません。)5を除く4以降を外注するのが
費用対効果を考えると効率的です。
デザインを自分たちで行おうとするとそもそも制作ツールもなく、まして素人がやってうまくできるはずがありません。
時間を掛けてもそれに見合う仕上がりは望めないでしょう。
これから2と3を自分たちでやって5を除く4以降をどの様に外注していくかを紹介していこうと思います(仕上がりは別として完全に自作する方法もこちらの記事にまとめました)。
印刷については印刷機が必要になるので当然外注ですが直接発注する場合は程度印刷の仕方や用語に明るくないと難しいです。(特にネット印刷を利用する場合)
紙を選んだりしないといけないので制作会社に印刷を含めて依頼してしまうのも手です。
まとめ
まとめますと
・パンフレットを自作しようとすると制作ツールの問題もあるし、まして素人がデザインしてもかけた時間に見合う仕上がりにはならない。
・パンフレットを作るコツはできるところは自分たちでやってできないところを外注するのが費用対効果が良く、デザインもうまくいきます。
・そのためにはパンフレットの制作工程を把握して自分たちがやるところ、外注するところをはっきりさせる。
・印刷についても紙を選んだり、知識が要求されるので可能であれば制作会社に依頼する。
この4点になります。
これからもっと詳しく書いていきますね。
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